お知らせ
2019/10/18

閉鎖空間がもたらす心理変化

なんだか大学の卒業論文のようなタイトルになってしまいました(;^ω^)

 

「es」という映画をご覧になったことがありますか?

 

日本では深夜帯でないと流せない内容のドイツで作られた映画です。

 

この映画のモチーフとなっているのが「スタンフォード監獄実験」。

 

あまりにも有名な実験(事件)だけにご存じの方も多いと思いますが、ご存じない方は検索してみてください。

 

何が言いたいかと申しますと、要するに、人はその時の環境や立場に感化されやすい、ということでございます。

 

東須磨小学校の先生によるいじめが問題(話題)になっていますが、あれはあの小学校だけにとどまる問題なのでしょうか?

 

あれが話題になったのは「小学校の先生」という、世間的に聖人君主、道徳の模範となるよう求められる学校教師が起こしたからインパクトが大きかっただけだと思うのです。

 

とかく、「先生」と呼ばれる方は勘違いしやすいものだという事を、ある一定の年齢を重ねてくると気づくものです。

 

でも気づかない人もいるのです。

 

本人です。

 

本人が一番気づきにくいという事実も、ある一定の年齢を重ねると気づくものなのでしょうが、難しいのはそれを自分に置き換えることができない点でしょう。

 

まさに「自分」「私」「俺達」「私達」という閉鎖空間がもたらす勘違い。

 

「自分」「私」「俺達」「私達」に変化をもたらすのは、それ以外のものであるという結果を如実に表している事件でございます。