お知らせ
2018/09/07

もっとシンプルに考えては・・・の巻

女子体操の宮川選手のニュースが話題になっているのは知っておりましたが、

 

詳細までは興味がなく知りませんでした。

 

「言った、言わない」「やった、やってない」「絶対君主に反旗を翻す庶民の戦い」こんな感じで捉えておりました。

 

ちょうどボクシング連盟の山根会長の絶対君主制が批判にさらされていたので、それに便乗した類だと思っていたのです。

 

そこで、どんなニュースだったのか改めて調べてみました。

 

要するに体操協会の塚原夫妻が、有望選手を引き抜くためにコーチによる暴力事件をダシにして選手とコーチを引き離したのではないか?それに選手が異議を唱えたというのが元ネタだったのですね。

 

塚原夫妻が加害者(悪代官)、選手とコーチが被害者(悲劇の主人公)。マスコミではそのような図式で報じていたように思います。

 

そこで本日、そのコーチが実際に暴力をふるってる映像を見ました。

 

・・・・・。

 

いくらなんでも殴り方が強すぎでしょ!

 

体の小さな女子体操選手が右に左によろける程のビンタは見ていて不快であり、あんな仕打ちをうけないと一流になれないのだとすると、少なくとも我が子には一流になることを望みません。

 

ただ、選手自身はそれでもそのコーチの指導を受けたいと望んでいる事から、「洗脳されている」「DVカップルの典型」等の声も上がっております。たしかにそう思わせるほどの強烈な暴力シーンでござます。

 

外野からさまざまなヤジが飛び始めていますが、外野は結局、宮川選手が結果を出せるようにサポートするしかないでしょ。

 

混乱に乗じて過去の一流体操選手が「塚原=悪」といった声をあげておりますが、外野が望んでいることと、宮川選手が望んでいることは比例しない感じがいたします。

 

論点をビミョーにずらしながら面白い方向に持っていこうとするマスコミの報道だけでは、なんの本質も見えてこないニュースでございますな。