蜘蛛の糸のようですな・・・の巻
自民党の杉田水脈という国会議員の、同性愛者に対する思想信条が波紋を呼んでおりますな。
同性愛者のことを現在では「LGBT」と呼ぶと報道で初めて知った方も多いのではないでしょうか?
「同性カップルは生産性がない」とおっしゃったのが油を注いだのかしらね?
どうやらこの発言が戦前の優生思想につながるとの批判です。
・・・・。
「多様性の尊重」とは何なのでしょう?
いろいろな人、いろいろな考えを尊重しましょう、ってことではないのでしょうか?
だったら、この杉田議員の発言は「多様性を認めていない」事を批判されているのでしょうか?
でも、だとするとこの方の思想信条は多様性に含まれないのかしら?
私は、この杉田議員を擁護するつもりはさらさらございません。
ただ、「多様性」という言葉の意味と、「多様性を認めないのは差別だ!」とする論調が
なんとも腑に落ちないと言うか・・・、
「人を批判してはいけない、それは多様性を認めていない証拠だ!」とならないか危惧しております。
私は、この杉田議員の論稿を読んでおりません。
ですが、色々な考え方があっていい、とする世の中にあって、これだけ批判をされると言うことは、
結局いろいろな考えがあってはいけない、という事なのでしょうか?
こんなふうに考えだすと、まるで蜘蛛の糸に絡め取られる虫のような気がしてくるのです。
「多様性を認めよう」という御旗のもと進んでいった先の道は、先細っていて後戻りできない道ではないか、
そんな感じがいたします。 |