お知らせ
2018/01/19

ん?おかしくないか?‥・・の巻

大手銀行が紙の通帳の発行を有料化するかもしれないんですって。

 

理由なのですが、

 

銀行は紙の通帳を使う口座を維持するため、1口座あたり年間200円の印紙税を国に支払う必要があり、

 

それを利用者に負担してもらおう、という事らしいです。

 

これだけ聞くと、「それならば仕方がないな」と思われる方もいらっしゃることでしょう・・・。

 

それならば、何故今までは有料でなかったのでしょう。

 

「サービスで銀行が負担していました」といえばその通りでしょうが、

 

要するに儲かっていたからです。

 

「いたから」というのは間違いですね。「儲かっているから」、ですね。

 

何故この問題に違和感を感じるかというと、

 

銀行が人員削減を考えたり、今回の通帳を有料化したりするのは

 

マイナス金利政策により収益環境が悪化している、低金利化で経営環境が悪化しているから等々、

 

色んな言い分があるのでしょうが、

 

マイナス金利で収益悪化はすなわち、銀行自体の問題でしょ?

 

市中にお金を出せば良いのですから。

 

低金利化で経営環境が悪化している、に関しては

 

デフレの状況下では、どの業種も収益環境は悪化している訳で、銀行だけの話ではないはずです。

 

どの業種も収益環境悪化の中、どうやって価格転嫁せずに利益を出そうかと悩んでいる状況下で、

 

銀行はお客を囲うだけ囲って、「今までのサービスは誠意でやっていたので、これからはご負担ください」と言うのはあまりにも虫のいい話ではないでしょうか?

 

こういった問題が出るたびによく言われるのが、

 

「アメリカでは・・・」「欧州では・・・」といった他国を引き合いに出すやり方なのですが、

 

今回も「紙の通帳は、海外ではすでに使われていない」と言っているようです。

 

日本独自の物があっても良いじゃない!と私なんか思ってしまうんですけどね^^;